子育て講座や子育てひろばに行きづらい親子、子育ての悩みや不安を身近で話せる人がいない親に、地域の子育て経験者が訪問しサポートします。子育て意欲の向上と親の心の安定を生み出します。
ホームスタートは、40年以上築きあげた『安心・安全に地域の方が訪問支援できる包括的なシステム』があります。行政と市民とで共に力を合わせ活動することで、地域の子育て力を底上げします。
22の国々で現在、ホームスタートは実施されています。先進国や途上国でも子育てについての大変さには多く、共通点があります。そして、友人のように寄り添うフレンドシップの精神にも国境はありません。様々な地域の特性に適応しながら、共通の理念とポリシーを分かち合って日々活動しているのがホームスタートです。
ホームスタートは、イギリスのレスターで1973年に始まりました。児童福祉のソーシャルワーカーをしていたマーガレット・ハリソンさんが、「親による親支援」「地域のボランティアによるピアサポート(同じような立場の人によるサポート)」が親の子育て意欲の向上に効くと確信しました。支援の層が厚くなること、継続的な支援が提供できること、支援と支援をつなぐ機能があること等の有効性も示されたこともあり、虐待防止施策の1つとして位置づけられるようになっていきました。
現在50以上の市町村において、NPO法人や社会福祉法人などの民間団体がホームスタートの訪問支援を行なっています。
「全ての親が子どもによりよき人生のスタートを提供できるよう、そのために必要な支援を得ることができる社会」の実現をホームスタート・ジャパンは目指しています。
オーガナイザーを支え、適切なサポートを提供する運営委員会。地域におけるホームスタートの信頼性を高め、地域の子育て力を高めていく役割があります。
訪問活動全体を調整します。 お一人お一人のニーズにあった支援内容を利用者さんと一緒に考えたり、 ホームビジターとの連絡調整を行なう運営スタッフです。
地域の子育て経験のあるボランティアのママ・パパです。オーガナイザーさんのバックアップもあります。 やさしいビジターさんが利用者さんのお役に立つようサポートします。
未就学児(6歳未満)がいるご家庭でしたら利用可能です。週に一回[2時間程度]ホームビジターさんに自宅に来てもらいサポートしてもらいます。
地域の関係機関と連携をとるなどの、ホームスタートの活動で重要な役割を担います。オーガナイザーは各地域に1~3名在籍しています。利用家庭とボランティアを守るのがオーガナイザーの役割です。
多様なニーズを把握し適切な支援内容を見立てるアセスメント、支援の効果を途中確認するモニタリング、支援内容をふり返る最終評価など、各訪問家庭のニーズを確認するケース・マネジメント・システムが確立しています。全ニーズの平均で約9割が充足する高い効果を得ています。
40時間[8日間]の研修プログラムとして確立したホームビジター養成講座は、全国共通のシラバスに基づいて提供されています。また、ホームビジターを支えるオーガナイザーをサポートする各地運営委員会や全国ネットワーク組織等、ボランティアのホームビジターが安心安全に活動しながら支援の質を高める体制づくりも重視しています。
ホームスタートでは、こうした様々な工夫を包括的に活用することで、訪問家庭の高いニーズの充足度と地域ボランティアのやりがいを生みだしています。やさしいビジターさんが利用者さんのお役に立つようサポートします。
そんな子育て家庭を訪問し、一緒に時間を過ごすのがホームビジターです。ビジターが話を聴いてくれるだけで気持ちが楽になったり、子育てを楽しむ心の余裕が生まれてきます。時には一緒に外出することで地域の子育て支援サービスを利用できるようになったり、ほんの少しの手助けで、親子の笑顔が増えていくのがホームビジターのボランティア活動です。
具体的な活動内容は、オーガナイザーが最初にご家族と相談して調整をします。その後、担当していただくビジターに依頼し、訪問前の打合せを利用者さんと一緒にします。気掛かりなこと等がもしあれば、随時オーガナイザーに相談できるので、「安心して活動できる!」という評価を得ています。
E-mail homestartnatori@yahoo.co.jp
〒981-1232 宮城県名取市大手町5-6-1